CPU耐性テスト - TB1.4G v.s. MP1.2G V.S. XP1800+ -
Last Updated : 2001/10/24

2001/10/24 L1クローズ化のページを追加   こちらからどうぞ。

AMDのCPUもThunderbirdコアからPalominoコアへシフトし、最近になってデスクトップ版の
XPシリーズが登場して来ましたのでThunderbirdコアとPalominoコアの比較、
同じPalominoコアでもMPとXPは性能面で違いがあるのかという検証をしてみたいと思います。
(すでにAMDよりMPとXPの違いはDualサポートか否かと発表がありましたが念の為調べてみます。(^^;)


<パッケージ>
左からTB1.4G、MP1.2G、XP1800+
XP1800+のOPGA(Organic Pin Grid Array)だけは好きになれませんね...
そう言えば、MPの上位クロック版もOPGAになってしまいました。(T_T)


<WCPUID>
左からTB1.4G@1.53G、MP1.2G@1.53G、XP1800+(1.53G)
MP1.2GとXP1800+でステッピングの違いが見られます。(画像をクリックすると拡大します。)


<テスト環境>
M/BEPoX EP-8K7A Rev1.1
MEMcrusial PC2100 128MB ES
VGACreative GeForcePRO(GeForce256 DDR)
HDDPromise Ultra100 + IBM DTLA-307015 15GB
電源ABLECOM SP401-RA(ETASIS OEM) 400W
OSWindows2000

★それぞれのCPUを定格動作で計測(JP100設定)
  HDBENCH
V3.30
Final Reality
1.01
3DMark2000 3DMark2001 Superπ
104万桁
pipipih4
104万桁
N-Bench
TB1.4G 34992 8.22 5795 2404 1'29" 46"37 5504
MP1.2G 33180 9.34 5735 2396 1'25" 46"31 5423
XP1800+(1.53G) 35734 9.91 5862 2418 1'11" 39"09 6071
HDBENCH、3DMark系はクロックに比例するような結果となりました。
すでにご存知とは思いますが、π計算はTB1.4Gよりも200MHz下のMP1.2Gのほうが良い結果になります。
N-Benchは辛うじてTB1.4GがMP1.2Gを抜いています。
とりあえず最高クロックのXP1800+が全てにおいて勝っています。当たり前ですが。(^^;

★それぞれのCPUを1.53GHz(FSB133MHz x 11.5倍)に変更して計測(JP100設定)
  HDBENCH
V3.30
Final Reality
1.01
3DMark2000 3DMark2001 Superπ
104万桁
pipipih4
104万桁
N-Bench
TB1.4G@1.53G 35598 8.66 5839 2405 1'25" 43"85 5731
MP1.2G@1.53G 35539 9.88 5863 2418 1'11" 39"38 6078
XP1800+(1.53G) 35734 9.91 5862 2418 1'11" 39"09 6071
同一クロックでの結果ですが、コアの違いによりベンチ結果が変わるもののやはり同じコア(Palomino)の
MP、XPは違いは見られませんでした。
ThunderbirdコアとPalominoコアでもHDBENCH、3DMark系はほぼ同様の結果が得られています。
HDBENCH、3DMark系のベンチを主とするのであれば現状ではコストパフォーマンス的にTB1.4Gが狙い目かもです。
FR及びπ計算ソフト・N-Benchは、Palominoコアの圧勝と言う結果になりました。
これがPalominoコアからのエクスクルーシブTLB・ハードウェアプリフェッチの効果の現れなのでしょうか?
まあN-BenchはAMD製ですから逆に差が出てくれないと困りますね。(笑)

★それぞれのCPUを限界付近までオーバークロックして計測(JP133設定)
  HDBENCH
V3.30
Final Reality
1.01
3DMark2000 3DMark2001 Superπ
104万桁
pipipih4
104万桁
N-Bench
TB1.4G@1.71G
FSB180MHz x 9.5倍
38073 9.51 5923 2426 1'12" 37"50 6180
MP1.2G@1.6G
FSB178MHz x 9倍
37328 10.72 5919 2421 1'04" 35"39 6318
XP1800+(1.53G@1.7G)
FSB148MHz x 11.5倍
37276 10.06 5890 2413 1'05" 35"99 6361
GeForce256はFSB180を超えた辺りが限界のようなのでTB1.4G及びMP1.2GはFSB180を基準に
全てがベンチマークが完走出来るクロックを設定しました。
XP1800+は、L1ブリッジがオープンなので倍率はそのままでCPUの限界までFSBを上げて行いました。
結果は、TB1.4G及びXP1800+が1.7Gオーバーで各ベンチを完走。
MP1.2Gは定格が低いのでしょうがありませんが、それでも1.6Gオーバーで各ベンチを完走しました。

みなさんが主とするベンチソフトにもよりますが、TB1.4Gが意外にもがんばっています。
π計算をさせないという人にはXP1800+の半値のTB1.4Gで対等な結果を出す事が出来ます。
現在市場に出回っているTB1.4Gは、その殆どがL1クローズ品であり倍率可変も容易にする事が
出来ますのでFSBを上げて倍率を下げれば、ベンチソフトによっては倍率を変えられないXP1800+を
上回る事が出来るでしょう!
(当たり前ですが、XP1800+を倍率可変にした場合は勝てません...(自爆))


<XP1800+を可変倍率へ...L1クローズ化>

 MP1.2GのL1ブリッジ

 XP1800+のL1ブリッジ

たもじょうりさんがXP1800+のL1ブリッジ拡大画像を公開されています!(爆)

現在流通しているXP1800+はL1ブリッジがカットされているためにそのままでは倍率変更出来ません。
そこで巷の掲示板等で報告されている方法でL1クローズの仕方を説明してみます。

1)カットされた部分の溝を埋める作業を行います。
  L1ブリッジの両端をセロテープ等でマスキングします。
2)マスキングが出来たらカットされた溝の部分を瞬間接着剤で埋めます。
3)半乾きの状態でセロテープを剥がして接着剤が乾くまで暫し待ちます。
4)L1ブリッジの結線を行います。
  コンダクティブペンもしくは熱線補修材がよく使われています。
5)かなり細かい作業になりますが1本ずつ丁寧に結線していきます。
6)5本全部結線が出来たら完成です。
  動作チェックをしてみましょう!(^^)

正常に動作しない場合は、L1ブリッジの接触不良、となりのブリッジとショート等が
考えられますので再度見直して結線し直して下さい。

上記の改造は、最悪の場合CPUを破損する場合があります。
また失敗してしまうと定格とは違う倍率で固定されてしまう可能性もあります。
上記の事を承知した上で自己の責任に置いて作業されますようお願い致します。



今回の検証で思ったことですが、ベンチマークソフトによってはThunderbirdコアでも十分なのカモ?と言う事です。
他にもベンチマークソフトが無数にあるため一概には言えませんが、コストパフォーマンス的な事をを考えると
今のところはTBがお得という事になりそうです...
ただ、パイ焼きをメインとして利用する場合は、Palominoコアで高FSBで回すのがよい結果を叩き出せるでしょう!(^^)
MPとXPは性能的にはやはり同じでした。
よってその時点でOC耐性の良いCPUを選ぶのがベストな選択と言えるかも知れません。
いずれにせよ、IntelのPen3、Pen4よりも高速で楽しめるCPUと言える事は確かです。(笑)

あなたに合ったCPUはどちらでしたか?
また機会があればXPを可変倍率にして検証してみようと思います。


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