CPU耐性テスト -Pentiumiii 700(SL454)-
Last Updated : 2000/06/10


今更ですが、巷で大ブームを引き起こしたSL454 Pentiumiii 700MHz(SECC2)の耐性報告です。
このSL454は、リテールFANでも1GHzオーバーしてしまうという実績があり、
発売当初から絶大なる人気を獲得し、私のPC BBSでも多くの当たり報告を頂いております。
更に大当たりだと、空冷で1100MHzもオーバーしてしまうという凄いものもありますが、
ここでの報告は、中当たりぐらいのCPUを使った報告です。(^^;

今回はせっかくリテールFANで1GHzオーバーするという事で、リテール状態で環境による違いを
調べて見ることにしました。
現在、2台のPCを使用していますので、それぞれの環境でどこまでOC出来るかのチャレンジです。

CPU....Pentiumiii 700 MHz(Coppermine FSB100MHz x 7倍)
(SL454 90160165-0398 L015A082 MALAY)



<テスト環境 その1>
M/BAbit BH6 Rev1.1 + Turbo.PLL01
MEMTONICOM 0002Y CC20 TM31S0650842BP-7H(128MB) Vio3.60V 2-2-2-N
VGACREATIVE GeForcePRO(GeForce256DDR)
HDDPromise FastTrak66 + Quantum FBKA 9.1GB * 2
電源AOpen製300W + EX-33ADPU(3.3V拡張設定アダプター)
OSWin98SE
室温26℃前後

Vcore1.65V
FSB Clock OS起動 Final Reality1.01 3DMark2000 Superπ104万桁
136.05MHz 952.32MHz OK OK OK OK
137.05MHz 959.36MHz OK OK OK NG *5
139.06MHz 973.42MHz OK OK OK -
140.07MHz 980.46MHz OK NG *5 NG *5 -
142.08MHz 994.53MHz OK - - -
143.08MHz 1001.56MHz NG *3 - - -
Vcore1.70V
FSB Clock OS起動 Final Reality1.01 3DMark2000 Superπ104万桁
139.06MHz 973.42MHz OK OK OK OK
140.07MHz 980.46MHz OK OK NG *4 NG *5
142.08MHz 994.53MHz OK OK - -
143.08MHz 101.56MHz NG *1 NG *4 - -
Vcore1.75V
FSB Clock OS起動 Final Reality1.01 3DMark2000 Superπ104万桁
140.07MHz 980.46MHz OK OK OK OK
141.07MHz 987.50MHz OK OK NG *4 OK
142.07MHz 987.50MHz OK OK - OK
143.08MHz 1001.56MHz OK NG *4 - OK
144.08MHz 1008.60MHz NG *3 - - NG *5
Vcore1.80V
FSB Clock OS起動 Final Reality1.01 3DMark2000 Superπ104万桁
140.07MHz 980.46MHz OK OK OK OK
141.07MHz 987.50MHz OK OK NG *4 OK
143.08MHz 1001.56MHz OK OK - OK
144.09MHz 1008.60MHz NG *1 NG *4 - NG *6
Vcore1.85V
FSB Clock OS起動 Final Reality1.01 3DMark2000 Superπ104万桁
140.07MHz 980.46MHz OK OK OK OK
141.07MHz 987.50MHz OK OK NG *4 OK
143.08MHz 1001.56MHz OK OK - OK
144.09MHz 1008.60MHz NG *2 NG *4 - NG *6
*1 起動中レジストリエラー *2 起動直後フリーズ
*3 起動後レジストリチェッカー表示 *4 ベンチ中デスクトップに強制的に戻される
*5 ベンチ中フリーズ *6 πエラー(NOT CONVERGENT IN SEQ)

3DMark2000以外はリテールで1GHzオーバー出来ました!!
起動とπ104だけであれば1.75VでOKです。プラスFRでも1.80VでOKですので電圧的には問題無いでしょう。
ただし、3DMark2000は電圧を上げても980MHzまででした。(T_T)
この状態(リテール)で常用するとしたら、1.75Vで970MHz〜980MHzぐらいだと思います。


<テスト環境 その2>
M/BEPoX EP-BX6SE Rev0.31
MEMNB Micron75B(9920) Vio3.75v 2-2-2-N
VGAMatrox G400DH 32MB(バルク) MAX化済
HDDSeagate MEDDALIST PRO U-ATA33 4.5GB
電源Seventeam ST-301HR(300W)
OSWin98SE
室温26℃前後

Vcore1.65V
FSB Clock OS起動 Final Reality1.01 3DMark2000 Superπ104万桁
131.55MHz 920.83MHz OK OK OK OK
132.44MHz 927.09MHz OK OK OK NG *5
133.34MHz 933.36MHz OK OK OK -
134.23MHz 939.63MHz OK NG *5 NG *5 -
136.02MHz 952.16MHz OK - - -
137.81MHz 964.68MHz NG *2 - - -
Vcore1.70V
FSB Clock OS起動 Final Reality1.01 3DMark2000 Superπ104万桁
135.13MHz 945.90MHz OK OK OK OK
136.02MHz 952.16MHz OK OK OK NG *5
136.92MHz 958.42MHz SoftFSB OK NG *4 -
137.81MHz 964.68MHz OK NG *5 - -
139.60MHz 977.21MHz OK - - -
140.50MHz 983.48MHz NG *2 - - -
Vcore1.75V
FSB Clock OS起動 Final Reality1.01 3DMark2000 Superπ104万桁
136.92MHz 958.42MHz SoftFSB OK OK OK
137.81MHz 964.68MHz OK OK NG *4 OK
138.71MHz 970.94MHz OK OK - NG *5
139.60MHz 977.21MHz OK NG *5 - -
141.39MHz 989.73MHz OK - - -
142.29MHz 996.00MHz NG *3 - - -
Vcore1.80V
FSB Clock OS起動 Final Reality1.01 3DMark2000 Superπ104万桁
136.92MHz 958.42MHz SoftFSB OK OK OK
137.81MHz 964.68MHz OK OK NG *4 OK
140.50MHz 983.48MHz OK OK - OK
141.39MHz 989.73MHz OK NG *4 - NG *6
142.29MHz 996.00MHz OK - - -
143.18MHz 1002.26MHz NG *3 - - -
Vcore1.85V
FSB Clock OS起動 Final Reality1.01 3DMark2000 Superπ104万桁
136.92MHz 958.42MHz SoftFSB OK OK OK
137.81MHz 964.68MHz OK OK NG *4 OK
140.50MHz 983.48MHz OK OK - OK
141.39MHz 989.73MHz OK OK - NG *6
142.29MHz 996.00MHz OK NG *4 - -
143.18MHz 1002.26MHz NG *3 - - -
基本的にBIOS起動から検証していますが、一部SoftFSBも併用しています。
*1 起動中レジストリエラー *2 起動直後フリーズ
*3 起動後レジストリチェッカー表示 *4 ベンチ中デスクトップに強制的に戻される
*5 ベンチ中フリーズ *6 πエラー(NOT CONVERGENT IN SEQ)

なんと、EPoX EP-BX6SEだと1GHzで起動すら出来ないです。(T_T)
BH6に比べ、各電圧で限界が20〜30MHz落ちてしまいます。 BH6同様、3DMark2000の通りが異様に悪い気がします。


今回、2つのマザーを利用してリテールFANでのそれぞれの限界を調べましたが、
こんなに差が出るとは驚きでした。
それから、3DMark2000は如何にCPUパワーを要求するかもわかった事の一つです。
それにしてもリテールFANで1GHzオーバーしてしまうとは、大いに楽しめる石ではないでしょうか?

※その後、殻割をして純空冷でπ104の限界を探ってみましたところ、
 BH6使用で1026.89(FSB146.70)MHzMHzまで完走する事が出来ました。


<CPUクーラー比較>
今回、リテールから市販のCPUクーラーに交換する事により、耐性の向上を確認する事が出来たため、
実際にリテールと市販のCPUクーラーでどの程度CPUコア温度の差が出るものか比較してみました。

実験方法は、上記のテスト環境2(EP-BX6SE)を使用し、CPUを定格で起動、その後FR、3DMark2000、π104の
順番でベンチを計測し、その間コア温度の上昇を確認してみるという方法で行いました。
黄緑色がM/B温度、赤色がCPUコア温度です。青色は良くわかりません。(^^;
それから実験時の室温は26℃前後でした。

<リテールでの計測結果>
定格でここまで温度が上がってしまうとは・・・(^^;
これでは、夏場になったらどうなってしまうのか真面目に不安です。
ベンチ後の廃熱具合も悪く、はっきり言って使い物になりませんね。(笑)
<ALPHA P3125の計測結果>
さすがは、ヒートシンクの大御所「アルファ」です!!
ベンチ計測中でも無負荷時+5℃前後で安定しています。
吸気式で使用しているためケース内の熱もうまく逃げています。
<Blizzard-S2PVの計測結果>
こちらもうまく廃熱出来ています。
しかし、ケース内温度が徐々に上昇していますので、
ケース内の廃熱を考えないと性能をフルに生かせない鴨です。(^^;


CPUクーラーの比較をご覧頂いて、どう感じましたでしょうか?
如何にリテールの廃熱が悪いかおわかりになられた事かと思います。(^^;;;
これから、OCには天敵の夏が訪れようとしています。
みなさん、今年の夏は熱対策を十分に行いCPUにとっても涼しい夏にして上げましょう。\(^_^)/


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